第3回 贈呈式を開催しました
2024年7月3日(水)、第3回贈呈式を開催いたしました。
2024年度の助成は、選考委員会による厳正な審査を経て、一般部門10件、若手部門2件(総額2,200万円)を決定いたしました。
式場には、採択者全12名中9名(+オンライン参加3名)、本財団から選考委員、役員など多数の方にご臨席賜りました。
冒頭の理事長挨拶では、応募された皆さまへの感謝と、今後も財団として支援を継続していくことを約束する旨が述べられました。
続いて、代表採択者4名より研究内容や最終目標に関する発表があり、各専門分野の選考委員から、それぞれの研究内容に対してのコメントおよび今後の活動に対する応援のお言葉がありました。また、ほかの8名の採択者からも、研究内容の概要、研究にあたっての意気込みや助成金を受ける際のお気持ちなどについてショートスピーチを頂戴しました。
最後に選考委員長によるコメント、理事長より採択者代表に目録が授与され、散会となりました。
贈呈式後は、採択者と選考委員による「情報交換会」も開催しました。
◎当日の様子
◎受賞者リスト
◆一般部門
所属機関 | 名前 | 研究題目 |
千葉大学大学院 園芸学研究院 | 小川 幸春 | 植物工場を活用した食用タンパク質生産法の検討 |
鳥取大学農学部 生命境農学科 | 上中 弘典 | バニラの施設栽培にて発生する病害に対するバイオコントロール技術の開発 |
筑波大学 生命環境系 生物圏資源科学専攻 | 木下 奈都子 | 生体電位とイメージングによる早期の病害虫ストレス検出技術の開発 |
大阪公立大学 大学院理学研究科 | 徳本 勇人 | 金属ナノ粒子の肥料転用による植物工場における植物育成及び油糧薬類の培養 |
国立大学法人 東京海洋大学
学術研究院 食品生産科学部門 |
長阪 玲子 | エピジェネティック育種の創成基盤の構築ー魚類の外的変動適応メカニズムの解明 |
宮崎県総合農業試験場 花き部 | 中村 広 | LED を利用した花きの低コスト閉鎖型育苗技術の開発 |
三重大学大学院 生物資源学研究科 | 野中 寛 | 木材から電気電子材料を創出するためのリグニン抽出溶媒系の開発 |
玉川大学 学術研究所 | 福山 太郎 | 栽培期間中の紫外線C領城 LEDの照射時間帯によるペパーミント芳香成分濃度定量制御技術の開発 |
茨城大学農学部 | 望月 佑哉 | 気候変動に適応した持続的なイチゴ夏秋生産技術の開発 |
国立研究開発法人
水産研究・教育機構 水産技術研究所 |
山下 洋 | サンゴ礁の食糧生産と CO2吸収を同時に解決するシャコガイ養殖の可能性 |
◆若手部門
所属機関 | 名前 | 研究題目 |
東京大学大学院 農学生命科学研究科
生物材料科学專攻 |
小松 聡浩 | 木材の酸糖化過程におけるリグニンの変質を抑制する因子の解明 |
国立研究開発法人 水産研究
教育機構水産技術研究所 |
山本 慧史 | 微小液滴を用いた有用餌料用微細藻類の高速スクリーニング技術の確立 |
※受賞者は五十音順に記載しています。(敬称略)
所属機関・学部は応募時のものです。